結婚相談所や婚活サイトの入会時に必要となる「独身証明書」。普段聞き慣れない言葉なので不安になる人もいるかもしれませんね。
今回は、婚活初心者さんでもわかりやすいように、独身証明書の必要性や取り方についてやさしく解説していきたいと思います。
独身証明書とは?

独身証明書とは、独身であることを公的に証明する書類のこと。この独身証明書には、本人の氏名、生年月日、本籍地などが記載されています。
ちなみに正式名称は、「独身証明書(結婚情報サービス・結婚相談業者提出用証明書)」といいます。まさに、婚活に使う書類ですね。
取得する役所によって書類の名称やフォーマットが多少異なることもありますが、問題なく使用できるので安心してください。
なぜ婚活に独身証明書が必要なの?

では、婚活をするにあたって独身証明書が必要な理由とは一体どんなものなのでしょうか。
ご存知の方も多いとは思いますが、日本では重婚(複数の相手と結婚すること)が禁止されています。そのため、結婚情報サービスや結婚相談所では、重婚を防止するために独身証明書の提出を義務付けています。
また、ビジネス勧誘・詐欺などを目的とした入会を未然に防ぐ効果も期待できます。真剣に結婚相手を探している人だけが安心して集まることができるよう、独身証明書の提出が必要とされているのです。
独身証明書の取得方法は?

それでは、独身証明書の取り方を説明していきます。取得方法には大きく分けて2つあります。
【取得方法1】役所の窓口で直接申請する
少しでも早く独身証明書が欲しい場合は、役所の窓口へ直接行って申請する方法がベスト。住民票などの書類と同じく即時に発行してもらえるため、急いでいる方におすすめです。
ただし、独身証明書を発行してもらうには、あなたの本籍地である自治体の役所に行かなければなりません。本籍地は、住民票に記載されている現住所や実家の住所とは異なる場合があるので、事前に確認しておくようにしましょう。
独身証明書の申請時には、役所にある申込書への記入・押印を行い、免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの身分証明書を添えて、窓口に提出します。
【取得方法2】郵送請求する
役所の受付時間に行けない、本籍地が遠い、窓口で手渡しされるのが恥ずかしい、という方は郵送請求を使いましょう。
自治体のホームページには各種証明書の請求ページがあります。本籍地の自治体のサイトから独身証明書の申請書をダウンロードしましょう。
必要事項を記入し押印したら、本人確認書類のコピー、切手を貼った返信用封筒、申請料(郵便為替や定額小為替)を同封します。本籍地の役所へ送付すれば、およそ1週間前後で独身証明書が送られてきます。
申請料はほとんどの自治体が300円ですが、地域によって多少の誤差があります。申請料が足りなくて再申請となる手間を避けるため、必ず申請前にホームページで料金を確認しておきましょう。
提出した独身証明書の管理はどうなる?

結婚相談所や婚活サービスへ入会・申込みする際の提出書類は、個人情報保護法に基づき厳重に管理・保管されます。流出しない限り、他人に見られてしまうことはありません。
つまり、婚活サービスを選ぶときは、個人情報の管理・保管がきちんと行われているかどうかも、よく確認しておいたほうが良いでしょう。
また、提出書類は原則的には返却してもらうことができませんが、退会時に本人へ戻すなど対応はサービスによって様々です。入会時にあらかじめ確認しておくと安心です。
まとめ

婚活サービスの中には、独身証明書の提出が不要のサービスも存在します。しかし、独身証明書の必要性を理解していれば、提出を義務付けているサービスのほうが安心して利用できることがわかると思います。
申請は難しいものではないので、婚活を円滑に進めるために手間を惜しまずスムーズに取得しておきましょう。窓口での申請では周りの目が気になる方は郵送申請がおすすめです。