婚活中に告白されるのはうれしいですが、好意を持っていない相手からの告白は困りますよね。「相手に悪いんじゃないか」と考えてしまい、なかなか断れない人もいるようです。
でも、妥協して交際をするのはお互いに時間の無駄。相手との未来を描けないなら、ハッキリとお断りすることが大切です。
今回は、婚活で相手を傷つけない断り方のポイントや、メールやLINEでそのまま使える例文をご紹介します。
婚活でお断りをするときの5つのポイント

相手の方はあなたに好意を持ってくれているのですから、お断りするならできるだけ相手を傷つけないように配慮したいものですよね。
では、実際にお断りをするときに注意したい5つのポイントをおさえていきましょう。
① できるだけ早めに連絡する
言葉は悪いですが「生理的に無理」「この人とは絶対に結婚できない」と確信しているなら、少しでも早くお断りの連絡を入れるようにしましょう。
先延ばしにすると余計に断りにくくなってしまいますし、相手の大切な時間を奪うことになるので失礼にあたります。
今回がダメなら早く次に進みたいと考えているのは、あなただけではなく相手も同じなのです。
② 相手の悪い部分を指摘しない
お断りのメールやLINEをするときは、わざわざ相手の悪い部分を指摘しないようにしましょう。
「伝えてあげた方が相手のためになるはず」「正直に話すのが礼儀だ」と思い込んでいる人を見かけますが、これは価値観の押し付けと言えるでしょう。
あなたが断られる側なら、同じことをされたらイヤな気持ちになりますよね…?今後関わらない人に対して指摘をする必要はまったくありません。
③ バレるようなウソをつかない
上手に断ることができないからと、つい手軽なウソをついてしまう人がいますがこれもNG。
「結婚が決まったので、もう連絡できません」「引っ越しすることになりました」「病気になってしまい、婚活をやめることにしました」といった理由は、婚活を続けていると何かのきっかけで相手にウソがバレてしまう可能性大です。
断られたダメージは一時的ですが、ウソをつかれたショックは長期間引きずることになります。本当に相手を傷つけたくないと思うなら、バレるウソをつくのはやめましょう。
④ あいまいな内容は避ける
相手を傷つけないようにするあまり、断っていることが伝わりづらい文章を送ってしまう人も多くみられます。
交際する気がないなら、ムダに期待を持たせるような言い回しは避け、ハッキリとした言葉で伝えるようにしましょう。もちろん、相手への配慮や優しさを欠く表現はマナー違反です。
お断りの意思はハッキリと伝えなければなりませんが、お断りの理由を正直に伝える必要はありません。
間違いなく相手をノックアウトしてしまうので、「性格が合わない」「相性が悪い」「将来を考えられない」などのストレートな本音をぶつけないように気をつけてください。
断る理由は「結婚に対する価値観の違い」を前面に出した内容がおすすめです。相手の人格を否定することなく、あくまでも「私たち二人の価値観が合わなかった」という理由でお断りしましょう。
⑤ 相手をたてる
婚活でお断りをするときは、相手を持ち上げながらスマートに断るようにしましょう。
「○○さんのような素敵な方に出会えたことに感謝しています。」「○○さんの優しい言葉がうれしかったです。」など、さりげないフレーズをチラっと忍ばせるだけで、お断りメールやLINEの印象はガラリと変わります。
婚活でのお断りに使える例文

相手の方を傷つけないように断ることを前提に、そのままメールやLINEで使える例文を紹介します。コピーしてご自由に改変してお使いください。
お断りの文章は、あまり長すぎると読む側の気持ちも辛くなってしまうので、最低限の内容でコンパクトにまとめると良いでしょう。
【例文1】直接会ったことがない相手へのお断り文
婚活アプリや婚活サイトで知り合い、まだ顔を合わせたことがない相手に対してお断りをするときの例文です。会ったことがないので、罪悪感は少ないかもしれませんね。
こんばんは。先ほどは、お誘いいただきありがとうございました。
○○さんとは、とても楽しいやり取りをさせていただきましたが、結婚に対する価値観の違いを感じてしまったため、お会いすることはできません。
本当にごめんなさい。○○さんが素敵な方と出会えることを祈っております。
【例文2】1回会った相手へのお断り文
会ってはみたけれど、2回目は無いな…と感じてしまった場合のお断り例文です。
先日は貴重なお時間をありがとうございました。
○○さんとお会いできて、とてもうれしかったです。ただ、お話ししているなかで結婚観については合わないのかなと感じました。
私の考え方が未熟で本当に申し訳ありませんが、今回はご縁がなかったということでご連絡させていただきました。
今後、○○さんに素敵な出会いがあることをお祈りしています。失礼します。
【例文3】交際を申し込まれたときのお断り文
何度かデートを重ねて、相手から結婚前提の交際を申し込まれたときのお断り文章です。あなたなりにアレンジをして使ってくださいね。
先日は楽しい時間をありがとうございました。
あれから、○○さんとの将来について真剣に考えてみたのですが、一緒に家庭を持つイメージがどうしても持てませんでした。
私たちの価値観が違いすぎるのが大きな原因かもしれません。ごめんなさい。
○○さんと一緒にいると勉強になることがたくさんあって、本当に刺激的でした。
出会えたことには感謝の気持ちでいっぱいですが、今回はお断りという形で申し訳ありません。
ありがとうございました。
婚活を成功させたいなら「断り上手」になろう

当たり前ですが、結婚相手は1人しか選ぶことができません。そのため、幸せなゴールにたどり着くまでにはたくさんの「お断り」をする必要があります。
断る相手のなかには性格が良い人・優しい人・憎めない人もいると思いますが、そのたびに「相手を傷つけたら申し訳ない」と遠慮していると、前に進むことができません。時間をかけすぎると婚活疲れしてしまうこともあります。
婚活を成功させるコツは、「断り上手」になることかもしれませんね。
判断のタイミングは1~2回目のデート
お断りといっても、あまりに早い段階で断ってばかりはいられません。じっくり会話したり、何度か接してみないとわからない魅力もありますからね。
フィーリングが合った相手とは、1~2回程度のデートをしてみて判断してみてはいかがでしょうか。相性が合えばそのまま交際をスタート、「この人との将来は全く考えられない」と感じたらお断りの連絡を入れるようにしましょう。
婚活においては、お断りをしたら気持ちを切り替えて、次の出会いに備えていくことがとても大切です。
まとめ

かけがえのない結婚相手を見つけるためには、いくつもの「お断り」を経験しなくてはなりません。断ることは婚活にはつきものだと開き直ることも必要なのです。
出会った相手1人1人に感謝の気持ちを持ちながら、後ろを振り返らずスピーディーに婚活を進めていきましょう。